アクセス管理・権限設計
権限が増えすぎ、最小権限が守れない
権限が増えすぎた状態では、付与の積み上げが優先され、不要権限の整理と見直しが後回しになりやすくなります。結果として、最小権限の判断基準が曖昧になり、棚卸しの負荷とリスクが高まります。
デジタル環境づくりの一部として、最小権限は「役割の定義→付与基準→例外管理→棚卸し→変更履歴」の順で運用に落とします。これにより、増え続ける状態を止め、継続的に権限を適正化できます。
よくあるつまずき
- 役割が曖昧で、必要権限の基準が作れない
- 付与理由や期限が残らず、削除判断が止まる
- 例外が恒常化し、標準が形骸化する
- 棚卸しが定例化されず、増えたまま固定化する
進め方
- 役割を定義し、役割ごとに「必須」「条件付き」「禁止」の権限を整理して基準化する
- 付与は「申請(または合意)→承認→実施→確認→記録」の入口に揃え、責任分界を明確にする
- 例外は申請・理由・期限をセットにし、期限到来時に必ず棚卸しへ戻す
- 棚卸し手順を「対象抽出→過剰/不足の切り分け→無効化→確認→記録」の順で定例化する
- 記録を1か所に集約し、変更履歴として「理由」「影響範囲」「結果」を残す
こうなれば運用が回ります
- 付与基準が揃い、権限が増え続けにくい
- 例外が管理され、最小権限の判断がぶれにくい
- 棚卸しと変更履歴が回り、適正化が継続できる