PCの更新が遅れ、利用に支障が出る
パソコンの更新が長期間行われていないと、利用しているソフトや周辺機器との組み合わせによって、動作や業務に支障が出ることがあります。
一方で、現在の利用環境を確認せずに更新すると、業務ソフトが動かない、周辺機器へ接続できない、設定が変わるといった手戻りにつながる場合があります。そのため、更新は「すぐに実行する」か「そのままにする」かの二択ではありません。
アーテック福岡では、パソコンごとの更新状況、利用しているソフトや周辺機器、業務への影響を確認します。すぐに更新するもの、事前確認後に進めるもの、現時点では変更しないものを分け、業務への影響を抑えながら更新できる状態に整えます。
よくあるつまずき
- パソコンごとの更新状況が分からない
- 更新を長期間保留したままになっている
- 更新後に業務ソフトが使えるか分からない
- プリンターや周辺機器への影響を確認していない
- 利用者ごとに更新のタイミングが異なる
- 業務中に更新が始まり、作業が止まる
- 更新後に何を確認するか決まっていない
- 実施した更新や確認結果が記録されていない
整備の進め方
1.パソコンごとの状態を確認する
使用しているパソコン、更新状況、利用者、主な用途を確認します。すべてのパソコンを同じ扱いにせず、業務への影響が大きいものや、確認を優先するものを整理します。
2.利用しているソフトや周辺機器を確認する
業務ソフト、クラウドサービス、プリンター、スキャナーなど、更新後も使用するものを確認します。対応状況や設定への影響が未確認の場合は、更新前に確認が必要な項目として分けます。
3.更新するものと保留するものを分ける
確認した内容をもとに、次のように分けます。
- すぐに更新するもの
- 事前確認後に更新するもの
- 業務日程を調整して更新するもの
- 現時点では変更せず、後日見直すもの
更新を一律に進めるのではなく、業務への影響と確認状況に合わせて順番を決めます。
4.実施日時と確認項目を決める
業務への影響が少ない日時を確認し、更新後に確認する内容を決めます。主な確認項目は次のとおりです。
- パソコンが正常に起動するか
- ネットワークへ接続できるか
- 業務ソフトを使用できるか
- メールやクラウドサービスへ接続できるか
- プリンターや周辺機器を使用できるか
実際の確認項目は、パソコンの用途と利用環境によって異なります。
5.更新内容と確認結果を記録する
更新を行った日時、対象パソコン、確認した内容、発生した問題、未確認事項を記録します。次回の更新時に過去の結果を確認できるようにし、同じ確認を最初からやり直さない状態をつくります。
整備後に目指す状態
- パソコンごとの更新状況を確認できる
- 更新する順番とタイミングが決まっている
- 更新前に確認が必要なソフトや機器が分かる
- 業務への影響を見ながら更新を進められる
- 更新後に確認する項目が決まっている
- 問題が発生したパソコンと対応内容を確認できる
- 過去の記録を次回の更新や点検に活かせる
更新を止めたままにせず、急いで進めすぎない
パソコンの更新では、更新すること自体ではなく、更新後も業務を続けられることが重要です。
更新を長期間保留すると、後から複数の確認や対応が重なることがあります。一方、利用しているソフトや周辺機器を確認せずに更新すると、業務へ影響が出る可能性があります。
現在の状態と業務への影響を確認し、更新するものと事前確認が必要なものを分けることで、無理のない順番で進められます。
アーテック福岡では、パソコンの更新を単独の作業として扱わず、ソフト・周辺機器・利用者・業務日程・実施記録を含めたIT環境整備として進めます。