ツール選定・設計
選定軸がなく、比較が進められない
選定軸がない状態では、機能の多寡や価格感の印象で比較が進み、判断が往復しやすくなります。結果として、導入後の運用に必要な条件が後から見つかり、手戻りと例外対応が増えます。
デジタル環境づくりの一部として、ツール選定は「要件の棚卸し→判断基準→比較手順→記録」の順で運用に落とします。これにより、比較の観点が揃い、説明と意思決定が一貫します。
よくあるつまずき
- 目的(何を改善したいか)が曖昧で、要件がぶれる
- 必須条件と希望条件が混在し、比較表が膨らむ
- 現行運用(手順・責任分界)との接続が見えず、判断が止まる
- 検証観点がなく、デモや試用の評価が属人化する
進め方
- 要件を「現状のつまずき」「必要な運用手順」「守る条件(権限・記録・変更履歴)」に分けて棚卸しする
- 判断基準を「必須(満たさないと不可)」「重要(優先度高)」「希望(あれば良い)」に区分して固定する
- 比較手順を「候補収集→一次評価(必須)→試用/検証→運用設計→決定」の順で段取り化する
- 検証観点を「使い方(手順)」「権限設計」「記録・監査」「変更時の戻し方」に揃えて評価を統一する
- 記録を1か所に集約し、「判断理由」「不採用理由」「運用ルール」を残して次回選定に再利用する
こうなれば運用が回ります
- 比較の観点が揃い、意思決定が速くなる
- 判断理由が残り、説明が一貫してぶれにくい
- 導入後の例外対応が減り、運用設計が継続できる