インシデント対応・再発対策
再発が怖く、運用見直しが進まない
再発を避けたい意識が強いほど、変更が「失敗の引き金」になり得ると捉えられ、見直しが先送りになりやすくなります。結果として、暫定対応が固定化し、判断基準と責任分界が曖昧なまま運用が続きます。
デジタル環境づくりの一部として、運用見直しは「安全に変える手順」を先に決め、記録と変更履歴で再現性を担保します。これにより、場当たりを減らしながら、再発対策を継続的に進められます。
よくあるつまずき
- 改修の判断基準がなく、「触らない」が最優先になる
- 影響範囲の切り分けが不足し、検証が属人化する
- 変更履歴が残らず、同じ論点が繰り返される
- 恒久対応の優先度が定まらず、暫定対応が積み上がる
進め方
- 変更を「緊急」「計画」「保留」に区分し、判断基準を文章で固定する
- 影響範囲の切り分け手順を用意し、確認観点(どこを見るか)を定義する
- 変更は小さく分け、手順を「準備→実施→確認→ロールバック(戻す手順)」まで一体で持つ
- 記録は「事実/判断理由/実施内容/結果」を時系列で残し、変更履歴として蓄積する
- 再発対策は「恒久対応」「暫定対応」「要監視」に仕分けし、期限と担当を設定する
こうなれば運用が回ります
- 変更の判断が基準に沿って進み、先送りが減る
- 記録と変更履歴が残り、切り分けと改善が再現可能になる
- 暫定対応の固定化が減り、恒久対応が継続的に積み上がる